
「…好き」
小さな声で君が言った。
僕は最初分からなくて、言葉の意味が。
だから「え?」なんて聞き返しちゃったけど。
真っ赤になってうつむく
その様子で分かっちゃった。
砂糖を入れて、
入れて入れて、入れすぎてしまったコーヒーで
君の慌てっぷりも分かる。
プカプカ浮かぶ角砂糖
溶けて混ざり合い流れる、甘い香り
ホントは知ってる。君がブラックしか飲めないことを。
でも僕は「それ、飲めるの?」なんて聞いてみる。
僕は意地悪なんだよ?それでもいいの?そんな問いかけ。
すると君はさらに焦って、それでも「いーの、これで」なんて強がるんだ。
無理しなくていーのに。
僕はにこっと笑い、自分のコーヒーと入れ替える。
ねえ、知ってた?僕は甘党なんだ。
そして何より、君のことが大好きなんだよ。